住宅ローンを選ぶとき、ほぼ必ずぶつかるのが「変動金利がいいのか、固定金利がいいのか問題」です。
ネットや雑誌では、「今は変動金利が圧倒的に低いからお得」VS「これから金利が上がるかもしれないから、固定で安心を買うべき」など、いろいろな意見があって、結局どれを信じればいいのか分からなくなってしまった……という方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、
- 変動金利と固定金利の仕組みと違い
- それぞれのメリット・デメリット
- 「どちらが得か」ではなく「自分たちに合っているか」で考える視点
- 前橋で新築建売を買うときの具体的な考え方のヒント
を解説致します。結論から言えば、「絶対にこっちが得」という正解はありません。だからこそ、仕組みを知ったうえで、自分たちの性格・家計・将来像に合う選び方をすることが大切です。

「変動金利」と「固定金利」それぞれのメリット・デメリット
「どちらが得か」を考える前に、それぞれの特徴を整理しておきます。
変動金利のメリット
- 変動金利の一番の魅力は、当初金利の低さ
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- 同じ金額・同じ期間を借りるなら、固定より月々の返済額を抑えやすい
- 低金利が続けば、その間ずっと「安い金利」の恩恵を受けられる
- 前橋での暮らしとの親和性
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- 「車のローンや教育費もあるから、月々返済はできるだけ軽くしておきたい」
- 「その分、貯金や繰上返済に回したい」
といった考え方とも相性が良いです。
変動金利のデメリット
いちばんのデメリットは、将来の金利が読めないことです。
- 金利上昇局面では、返済額がじわじわ増える可能性がある
- 長い目で見ると、「トータルの利息」が固定より高くなることもあり得る
- 「この先もずっと今の低金利が続く」とは誰にも言い切れない
金利上昇リスクを、どこまで自分たちの家計で受け止められるかがポイントになります。
固定金利のメリット
固定金利の最大のメリットは、返済額の安定感です。
- 借りたときに「毎月いくら払うか」が将来まで見通しやすい
- 金利が上がっても、返済額が変わらない安心感がある
- 長期的なライフプラン(教育費・老後資金など)を立てやすい
変動金利と比べると、当初の返済額はやや高くなりやすいものの、「金利が上がるかどうかでドキドキしたくない」「毎月の支出は、できるだけ変動要素を減らしたい」という性格のご家庭には向いています。
固定金利のデメリット
一方で、固定金利のデメリットは、
- 当初金利が変動より高く、月々の返済額も大きくなりがち
- 実際に金利があまり上がらなかった場合、「結果的に割高だった」と感じる可能性がある
という点です。「安心料込みの金利」と考えられるかどうかが、固定金利を選ぶ分かれ目になります。
最新の状況から2026年度はどっちがお得!?
「結局、変動と固定、どっちが得なんですか?」お客様から最も多くいただくご質問がこちらです。 日銀の利上げにより「金利のある世界」へ突入した今年、住宅ローン選びの正解は以前よりも難しくなっています。最新の金利動向を踏まえ、「数字上の損得」と「精神的な安心」の両面から、あなたにとってのベストな選択肢を紐解きます。
結論:支払額の安さなら「変動」、安心を買うなら「固定」
まず結論から申し上げます。2025年12月現在、総返済額(コスト)を最小限に抑えたいのであれば、依然として「変動金利」が有利な状況です。しかし、これまでの「とりあえず変動一択」という時代とは空気が違います。それぞれの今の立ち位置を見てみましょう。

現在の金利差(スプレッド)の現実
今の金利マーケットには、明確な「差」があります。
じわりと上昇基調にありますが、まだ1%を切る低水準を維持しています。
将来の金利上昇リスクを織り込み、すでに「上がった状態」の金利です。
この「約1.0%以上の金利差」がポイントです。 変動金利を選んだ場合、将来金利が上がったとしても、この「1%の貯金(リード)」を使い切るまでには相当な期間と上昇幅が必要です。そのため、シミュレーション上は変動金利に軍配が上がるケースがほとんどです。
とはいえ「どちらが得か?」は、未来の金利次第という現実
ここが一番モヤモヤするところですが、正直なところ、
「変動と固定、どちらがトクだったか」は、完済してみないと分からない
というのが本音です。
新築建売スタッフ将来、金利が大きく上がれば → 固定金利を選んだ人が得をしたように見える。
逆に、金利がほとんど上がらなければ → 変動金利の人が得をしたように見える。
という構図だからです。
誰にも未来の金利は読めません。つまり、「どちらが得か」を完璧に当てようとするのは、そもそも無理な考えでもあります。だからこそ、発想を少し変えて、「どちらが得か」よりも、「どんなリスクなら自分たちは許容できるか」「どのくらいの安心を、お金で買いたいか」という視点で考えていくことが大切です。
あなたはどっち? 失敗しないための「タイプ別診断」
「得か損か」は、先にお伝えしました通り、結果論でしか分かりません。大切なのは、あなたのライフプランに合っているかどうかです。
【変動金利】がおすすめな人
(攻めの選択)
「金利上昇リスクを家計で吸収できる人」
- 月々の返済に余裕がある (万が一、月々の支払いが1〜2万円増えても生活レベルを落とさなくて済む)
- 手元資金(貯蓄)がある (金利が急騰した際、繰り上げ返済で元金を減らすなどの対応ができる)
- 借入期間が短い、または借入額が少ない (金利上昇の影響を受ける期間や母数が小さい)
- 「もし損をしても、自分で選んだ結果なら納得できる」と思える
プロのアドバイス: 変動金利を選ぶなら、浮いた利息分を使ってしまわず、「金利上昇への備え」として貯蓄しておくことが鉄則です。
【固定金利】がおすすめな人
(守りの選択)
「将来の不確定要素を排除したい人」
- 教育費などで、今後支出が増える予定がある (住居費を今の時点で「確定」させておきたい)
- ギリギリの資金計画で組んでいる (これ以上、月々の支払いが増えると家計が破綻する恐れがある)
- 金利のニュースを見てドキドキしたくない (仕事や育児に集中したいので、精神的な安定を優先したい)
プロのアドバイス: 固定金利の高い利息分は、「35年間の安心を買うための保険料」と考えてください。もし将来金利が上がらなくても、「安心料だった」と割り切れるなら、それは「損」ではありません。
「決めきれない」あなたへご提案する第3の視点
「変動か固定か、どっちか一択を選ぶのが怖い…」という場合、中間的な選択肢も検討してみる価値があります。
ミックスローン
- 借入額の半分を変動金利、もう半分を固定金利にする
- 「低めの金利」と「一定の安心」を両方取りにいく考え方
例えば、
- 3,000万円のうち、1,500万円を変動金利
- 残り1,500万円を固定金利
という形です。金利が上がっても、固定部分が“アンカー”になってくれるイメージです。
固定期間選択型
- 「最初の10年だけ固定、その後は金利を見て選び直す」といったタイプ
- 子どもの教育費がかかる時期だけ固定で守って、その後は状況に応じて変動に切り替える
「子どもが小さいうちは支出が読みにくいから固定で」「教育費のピークが過ぎたら、リスクを取りにいく」というように、ライフイベントと合わせて考えることもできます。
「うちの場合は?」を考えるための、シンプルな質問
具体的に自分たちに当てはめるとき、こんな質問を自分たちにしてみると整理しやすくなります。
- 今の返済額のイメージから、月々いくらまでなら“絶対に無理”と感じるか
- 金利が0.5%〜1%上がったとき、その返済額を許容できるか
- 何よりも優先したいのは「安心感」か、「なるべく総支払額を減らすこと」か
- 金利のニュースをまめにチェックするタイプか、あまり気にしたくないタイプか
- 10年後・20年後の暮らし(子どもの進学、車の買い替え、親の介護など)をざっくり想像したとき、そのときのローン残高をどう感じるか
新築建売スタッフこれらを夫婦で話し合ってみると、数字の比較だけでは見えなかった「うちの正解候補」がなんとなく浮かび上がってきます。
まとめ 「どちらが得か」より、「どんな安心感を選ぶか」
住宅ローンの「変動金利」と「固定金利」の話は、どうしても「どっちが得か?」「どっちが損か?」という議論になりがちです。
でも実際には、
- 将来の金利は誰にも読めない
- 得だったか損だったかは、完済して初めて分かる
- 同じ金利タイプでも、家計や性格によって“得・損の感じ方”は違う
という前提があります。だからこそ、大切なのは、金利タイプの仕組みと特徴をざっくり理解したうえで、自分たちの家計の余裕度・性格・ライフプランに照らして「どんなリスクなら受け入れられて、どんな安心をお金で買いたいか」 を考えることです。
前橋で暮らしていくとなると、住宅ローンだけでなく、車の維持費や教育費、光熱費など、長く付き合っていくお金がたくさんあります。金利タイプ選びは、その全部を含めた「家計づくり」の一部だと考えてみてください。まえばし新築建売写真100枚では、前橋市で新築建売を検討している方が、間取りや立地だけでなく、「金利」「返済額」「将来の安心感」といったお金のテーマも含めて、自分たちらしい選択ができるような情報発信を心がけています。
「変動と固定、どっちがトク?」と迷ったときは、数字の比較だけに終わらせず、「前橋での暮らしと家計を守るうえで、どんな選び方が自分たちにとっていちばんラクか」という視点も、そっと横に置きながら考えてみてくださいね。








